NHK放映「自閉症の君が教えてくれたこと」を見て
5月4日、NHKで偶然「自閉症の君が教えてくれたこと」(再放送)を見ました。
自閉症の東田直樹さん(現在23歳)が13歳の時に執筆した書籍「自閉症の僕が
跳びはねる理由」が、2013年自閉症の子をお持ちの米国の方により翻訳、
現在20か国以上で出版され、米・カナダのamazonでそれぞれ1位を獲得する
など各国でベストセラーとなっているとのことです。
日本国内のみならず、米国での講演で、多くの自閉症の子をお持ちの親御さんに感動を
与えたことが紹介されていました。
私は恥ずかしながら、東田直樹さんのことを存じ上げませんでした。
早速本屋に行きましたが、その本は売り切れのため、彼が22才の時に書いた本
「跳びはねる思考」を購入し、一気に読み終えました。
人の気持ちを理解できないのが、自閉症の方の特徴と思っていましたが、全く異なり、
人の気持ちを一般の健常者よりも理解する能力が高いことがよくわかりました。
理解できるにもかかわらず、いざ自分が表現しようとすると、奇声や跳びはねると
いった言動になってしまい、辛いとのことでした。
ただ、今迄本当に辛かったのは、健常者と同じようにできないことよりも、できない
辛さを「わかってもらえない」ことだということでした。
その辛さを唯一わかってくれたのは母親だったとのことでした。
現在、自閉症をはじめとして多くの精神障害の方、またその他の障害をお持ちの方
よりご依頼をいただき、障害年金獲得のお手伝いをさせていただいています。
御客様の本当の辛さを理解し、一人でも多く障害年金獲得が叶うように今後も努力
していく意を強く致しました。
社会保険労務士 久納