2017年5月21日放映、NHKスペシャル「発達障害」
先日5月21日放映、NHKスペシャル「発達障害」を見ました。
世界的なIT企業マイクロソフト社では、発達障害者の「非常に細かい違いに
よく気が付く」点に注目し、2年間で、29人採用したとのことです。
また、米国には、発達障害者に特化した就労支援企業もあり、今までに世界中の
IT企業などに1000人のあっせんをしてきたそうです。
その会社のCEOは、「経済がグローバル化する中、何か革新的なものを生み
出さなければ企業は競争に勝てません。そのためには『他人と違うこと』は
とても重要です。」と仰っていました。
日本でも、得意な経理業務で、非常に細かいことによく気が付くと評価して
いる発達障害の方を雇用する会社が紹介されていました。
しかし、その会社でも発達障害の方の仕事の幅を広げようとして、ミスが増え、
その方がパニックを起こしてしまった経験があり、なるべく得意分野に集中
できる配慮が必要だとわかったとのことでした。
発達障害者は身体障害者と異なり、見た目は健常者と変わらないため、普通の
社員と同じような就労環境では、うまく仕事ができず、叱責、罵倒されやすく、
深刻な二次障害(うつ病など)を発症してしまう方が多いといいます。