2016年4月

大腿骨頭壊死症で障害厚生年金3級(遡及)が決定(全国対応の実績)

2016/04/17 重5

障害厚生年金3級の全国対応の実績です。

その方(男性)は、就職以来、製造現場で重い製品を運ぶことも多く、また
ウィンタースポーツも毎年楽しんでいました。
ある時、股関節が痛み近所のクリニックに行きましたが、原因がわからず3件目の
病院でようやく病名が判明しました。
その後、人工関節手術を行いました。

私には最初メールで相談がありましたが、私が主に活動している東海地方から、
500km以上遠方からのご相談でした。
正直受任すべきかどうか迷いましたが、メールと電話での対応が主であることを
了解いただいた上で、受任することとしました。

書類作成を進める上での最大のネックは、「初診日」問題でした。
その方が1件目にかかったクリニックでは、初診日から5年以上経過し、すでに
カルテが廃棄されていました。
かろうじて受診受付簿が残っており、「受診状況等証明書」(初診証明)を書いて
もらおうとしましたが、「中身がほぼ白紙の受診状況等証明書が何故初診証明に
なるんだ。納得できない。」と仰る遠方の医師を電話で説得するのに苦労しました。
厚生年金保険法の初診日の考え方に納得されないものの、最後は書いていただける
ことになり、ほっと胸をなでおろし、これでいけると確信しました。
厚生年金加入期間の初診であることの証明をさらに完璧なものにするため、発病前に
撮影したウィンタースポーツをしている写真も添付しました。

先日、障害厚生年金3級(遡及)の支給決定があったと連絡がありました。
また、その後日本年金機構から遡及5年分の入金があり、即喜びのお電話を頂戴
しました。
遠方でしたが、メール、電話、郵便をフル活用し、タイムリーに情報提供いただけた
ことが、支給決定につながったと思います。

今回の成功を機に、全国の方の相談を受ける意を強くしました。