2016年6月

躁うつ病で障害基礎年金2級(事後重症)が決定(岐阜、名古屋周辺域の実績)

2016/06/16 躁うつ病

岐阜、名古屋周辺域にお住いの方の障害基礎年金2級の実績です。

その方(女性)は、中学生の頃からクラスメートと会話はあるものの内心全く話が
あわず、違和感を感じていました。
身内の入院などで、気分が沈み、勉強にも身が入らなくなり、精神科を受診しました。
若くして結婚、出産したものの、家事、育児は殆どできず、母親、ヘルパー、ご主人に
頼りきった生活をされていました。
不眠が続き、幻覚、幻聴にも悩まされ、自殺未遂も何度か起こしていました。

私に相談があり、喫茶店でヒアリングしたときは、まだ若くてとても子供さんが
いらっしゃるように見えませんでした。
あまりメールが得意でなく、また外出もあまりできず、数少ない喫茶店での
ヒアリングと電話で、病状、日常生活の不便さを聞き出し、まとめていきました。
医師に診断書を作成していただきましたが、かなり軽症の診断書となっていたため、
実態に合うように修正していただきました。

先日障害基礎年金2級(20歳前障害、事後重症)の支給決定があったと連絡があり、
大変喜んでいらっしゃいました。
その方はおとなしくて、積極的に細かくヒアリングしないと、症状、エピソードなどを
聞き出すことができませんでした。
おそらく医師に対しても、普段の診察時、病状に関して多くを語っていなかったと
思います。そのために、最初の診断書では、実態とかけはなれたものになっていた
のだと思います。
最初の診断書のままで、請求手続きをしていたら、まず障害年金2級は通らなかったと
思います。
通常、患者本人一人で、医師に対して、診断書の修正をお願いすることはできない
ものです。今回のように、障害年金専門の社会保険労務士が、患者に付き添い、医師に
実態に合うように修正をお願いし、受給に結び付いたときは、相談者の方も、社会保険
労務士に相談してよかったと思っていただけるのではないかと思います。